［仕様］上衣にジレ状の羽織りを合わせて着用前は開いた状態で着用します現地の方は布ベルトでウエストマークをし、アンダーにズボンを合わせます季節によりインナーを変えて山岳地帯では通年を通して一張羅として用いられております［生地組成］長袖の上衣綿／裏地あり表と裏の生地の織が異なり、表はざっくりとした表情で、内側にあたる裏地は密に織られています羽織ジレ麻／裏地あり:綿首元の立体的な刺繍模様が特徴で、襟を立てて着用します縁にステッチあり麻のしなやかさと光沢感が上衣の質感と異なり、表情となっています。現地で一般的な正装には欠かせない羽織となります。［生地の特徴］上衣、羽織ともに裏地があり風を遮断する工夫がなされています。生地は使い込まれしなやかに身に馴染みます。藍の香りがします（虫除けや匂い予防になります）。制作工程で何度も洗い込まれ色落ちを落ち着けてありますが、白い物には多少の色移りがあると思います。［刺繍］近代化と共に、手作業による伝統が衰退しつつあります。現在でも民族衣装として部族や地域の伝承を文様にて刺している物は流通用ではなくあくまで民族間の正装として実用品として存在しています。近年ではこの膨大な手間暇のかかる手作業の工程を受け継ぐ者が減り、中国などで機械による織生地に機械で刺繍をした二流品を逆輸入した製品などがマーケットを占めるようになっています。手作業との違いは一目瞭然です。柄・デザイン···刺繍